コメディー-日本映画-DVD : 嫌われ松子の一生 通常版

嫌われ松子の一生 通常版

¥ 1,625


   現代の日本映画とミュージカルというのは、相当うまくやらないと水と油の関係になってしまうが、本作は違う! 主人公・松子のターニングポイントで、ふつうに撮ったら中だるみしそうな場面をミュージカルにすることで、映画の流れを加速させるのだ。木村カエラ、BONNIE PINKらのナンバーも耳に残る名曲ぞろい。山田宗樹の原作は、松子の不幸な人生を明るく描いていたが。この映画版はさらにポップで前向き。不幸な人生も、見方を変えればドラマチックですばらしいという人生賛歌に変えていく。だから観ていて爽快なのである。    教師からソープ嬢、犯罪者、孤独な生活…と落ちていく松子の人生。特殊メイクで超デブ姿も披露する中谷美紀を中心に、ゲスト出演の脇役に至るまで俳優たちが個性を出しきっている。困ったときに見せる松子の「ヘンな顔」など原作にはないユーモアも映像ならではだろう。映画というものは、どんな傑作でも2時間観ていれば多少疲れてくるものだが、本作はいつまでも観続けたいと思わせる飽きのこない作り。日本映画の可能性を示す傑作だ。(斉藤博昭)

人の一生とは、風のようなものかもしれない。 - 昭和22年、福岡県で生まれた一人の少女は、女の子なら誰でもそうであるように、お姫様のような人生を夢見ていました。病弱の妹ばかりを思いやる父の気を引こうと、おかしな表情をしているうちに性癖になってしまった彼女。教師になった彼女に最初に訪れた災難は、修学旅行での盗難事件。人生の岐路が幸か不幸かのスイッチだとしたら、この時からすべてのスイッチは「不幸」の方に切れてゆきます。ファザコンというよりは、ごく普通の愛を求める彼女の前に現れる何人かの男たち。作家を目指す青年、不倫、ヒモ・・・。TVから流れる時代が華やかな昭和であることと対照的に、彼女の人生は彼女の夢からどんどんと遠のいてゆく。でも彼女は、いつでも強く前向きに生きてゆく。まるで昭和という時代そのもののように。そんな彼女のド派手な、いや実はささやかな人生も、時代が「昭和」から「平成」に変わる頃についにエンディングを迎えます。推理小説のようなファイナルサプライズも用意され、結局「昭和」そのものである彼女は、「昭和」という時代を彼女なりに疾風のように駆け抜け、そして新しい時代、「平成」によって葬られます。監督の中島哲也はCF出身。それもあってか派手なエフェクトだらけの映像や、連続コマーシャルのような演出はちょっと疲れもしますが、そうでもしないと物語はただの悲劇に終わってしまったでしょう。おとぎ噺あり、ミュージカルあり。そうそう、龍洋一(伊勢谷友介)の乗っていた車は、私も乗っていたスカイラインDR-30、懐かしいです。原作は読んでいませんが、昨年来の昭和物の「二匹目」などとうがった見方をせず、素直な気持ちで見ればいろいろなものが見えてきます。「何のためでもない、誰のためでもない人生」。人の一生とは、そもそもそういうものだと思います。自分と言う「個人」の利を追求する日々は、人生とはいえません。しかも、人生も愛も、掛け違えると一瞬にして表から裏になる。「人間の価値とは誰かに何かをしてもらうことはなく、誰かに何をしたか」。激動の昭和時代に追い続けて生きた松子に、ひそかにエールを送っている昭和生まれの私がいます。

一見の価値はあると思う。 - 私は、この映画はタイトルといい、だいたいのストーリーは知っていたので、全く観たくはありませんでした。 でも、機会があって観てしまいました。 そもそもの転落のきっかけ修学旅行での盗難事件で、ああゆう発想と対応をするという事自体、松子は歪んでいると思いました。したがってその後の彼女の人生も自業自得という感じで、全く共感できませんでした。 そうゆう訳で評価は低いです。・・・でもラストはかわいそうでした。 中谷美紀の演技力といい、一見の価値はあると思います。 原作に忠実だと言われるTVドラマの方も、観たくなりました。

絶対に暗くはさせない素晴らしい演出! - なんであの原作をこんな風にできちゃうんだろう?監督の非凡な発想力とセンスに脱帽します。映像感覚にも優れているようで、一歩違えば暗い暗い話になるはずのものを、CGや音楽、踊りのシーンを駆使することによって決して暗くは見せない。松子はただ運がないだけ。さびしくて、自分を必要としてくれる人がほしいだけ。多くを望んでいるわけではないのにどんどん堕ちていく・・・かわいそうな子。でも、この監督は絶対に観ている人を湿っぽい気分にはさせない。こうした無理やりに笑わせようとするような派手な演出が、「笑って生きたい」「幸せになりたい」「がんばろう」という松子の心の叫びに思えてならないのです。松子の髪型はたして何種類あったでしょう?泣いて笑って歌って踊る、中谷美紀の熱演は見ものです!

中谷美紀、奮闘。 - 中谷さんのエッセイによれば、この映画の撮影では本当に奮闘されたようです。ただ映画そのものは場面の展開が早く、そんな苦労をしみじみと感じさせる場面が長くは続かず。でもその、場面の多さが奮闘を意味するのかもと思ったり。映画そのものは、非常に楽しめます。最初、コミカルだったのが、だんだんとリアルになっていきます。こんな人生を自分がこの先、もしかしたら送ることがあるかもしれないと思わず想像してしまったり。松子。53歳。人生ってこんなもんかもと思えます。「生れて、すみません」でも、松子はそういいながら、最後、わたし、まだやれる!と目を輝かせ、希望の名刺を手に握りしめてその生涯を終えます。

んーいい! - わかる!こんな人生有ります!なんで!?なんでこうなるの!!!私だけ運命なんでしょうか?男運がないんでしょうか。次から次へと色んな事が有りますよねえ、人生とは。嫌になります、人生は。でも明日になればきっといい事有りますよね、自のままでいいんですよね。素直で思いっきり人生を生きればいいんです。頑張ります!そんな映画ですこの映画は中谷さんしかできないですよ、本当に表情といい身のこなしといい、良く演技されています。さすが中谷さんですよ。女は変わりますねえ。最初から最後までいい。他の出演者も又いい。この監督の表現力は本当に感動します最後の階段を上がって行くシーンが無性に悲しかった。若い時代っていうのは本当にいいですね、1日1日を大事になさって生きて下さい




嫌われ松子の一生 通常版