
疑うこともなく人に親切にする普通の日常生活に泣ける - 話自体は大した内容ではないのに、なんでこんなに泣けるんだろう。悲しい場面なんてあるわけでもないし、感動する場面があるわけでもない。疑うこともなく人に親切にする普通の日常生活があるだけだ。家とかはスタジオなのだけれど、道路や車、路面電車に蒸気機関車に東京タワーはおそらくCGだと思うがなかなかよくできていると思う。新作のキングコングと比べればさすがに規模は全然違うけれど日本映画の技術もあがってきたなと思わせる。俳優陣もすばらしい。堤真一はいつもながらちょっと演技がわざとらしいところがあるが、修理工場の経営者でありながら夢いっぱいの昭和の企業家の風格を見せている。でも一番いいのが、やっぱり小雪。こんな八頭身の人はこの時代では宇宙人並に浮いているけれど、薄幸だが明るい女給の役を実に見事に演じている。
古きよき時代を表す - 私が生まれたときよりも少し前の時代だが、親や祖母から聞いた話と一致している部分が多かったので、なんとなく懐かしく感じた。原作を知っていたが、少しアレンジしている部分も多くて、最後まで飽きることがなかった。もともと、話のオチがないのだが、最後の夕日を見る場面では泣けてきた。日本人であれば、この時代のことを知らなかったとしても、ぜひ見て欲しい。
ありがとう - 感動しました。涙で心が洗われました。賛否両論あるようですが、1970年代生まれの私からは、この作品に描かれている情景が実際と違うかどうかはわかりません。そしてもちろん、どの時代にも光と影はあるでしょう。たとえば、多くの炭鉱労働者が過酷な労働を強いられ、事故で命を落とした人々がたくさんいたこと、等々。原作から設定が変えられていることに不満がある方もいらっしゃるようです。しかしそれでも、映画の作り手の方たちが本当に描きたいテーマを絞ってブレさせることなく描くとしたら、これが最良の手法の一つであることは確かだと思います。あとは、それぞれの人が自分の人生の物語に重ねて、自分の「三丁目の夕日」にしていけばよいのでしょう。技術と予算をいかに使うかは自由ですが、対立や暴力や殺戮を映像にすることにそれらを費やす映画が多くつくられる中で、団欒や人の心の温かさや平和な日常を描くことにすべてを注ぎ込んでつくられた点で、すばらしい作品だと思います。暴力は暴力を生むだけ、反暴力も暴力の連鎖を生むだけ。結局、家庭の団欒や穏やかな日常、そして人と人とを比べて苦悩したり批判したりするなく、ありのままの個性を愛し合う明るさのみが、幸せな世界をつくることができるのだと思いました。
昭和30年代を生きた、その時代の空気がよみがえる。 - 戦後の復興、高度経済成長、家電製品の掃除機、冷蔵庫、テレビが自宅にやってくるたびに、どんどん豊かになっていく活気があった昭和の時代。この映画では、それ以上に、人の心の温かさに感謝の気持ちを抱く。昭和30年代の世界が、まるで、タイムスリップした場面に、同じ時代を生きた人たちが脳裏に浮かぶ。ラストシーンに涙する。その涙には、もう会えなくなった大切な人たちへの想いも重なる。素晴らしい映画です。
今も昔も変わらない大切な絆 - この映画をみて現代を生きる人たちが忘れかけている大切な絆がこの映画にはあると思いました。いままで見た映画のなかでは一番感動した映画がこの三丁目の夕日です。特に最後の淳之介と茶川さんのシーンなんかは涙が自然と出てきます。この三丁目の夕日はすごいまっすぐな見ていてピュアな気持ちになれる映画だと思います。まだ見ていない方はぜひ見たほうがいいと思います。オールウェイズ続三丁目の夕日もよかったけれど僕はオールウェイズ三丁目の夕日の方がいいと思いました。あとさすが日本アカデミー大賞を総ナメにしたすごい映画だと思いました。