
基本的には良い話 - 基本的には良い話だと思います。ただ、うどんブームに乗る話と親父のうどんを再現する話、ふたつのネタを同じ重みで入れ込んだため、全体的に浅い話になってしまった。それが残念です。
本広監督らしい「七味」が効いた作品 - それにしてもユースケ・サンタマリアはタイムズスクエアに似合わないなあ(笑)。ラストカットの小西真由美はしっくりきていたのに。NYCロケはともかく、本作は基本的に讃岐うどんPR映画である。ただし、本広監督はそこにブームの到来と混乱、その抜けがらを巧みに挿入し、七味の効いた佳作としている。素人さん(うどん店主とか)が大挙出演されているため、うどんほどののど越しがない。場面場面でのどに引っかかる感じ(苦笑)。でもそれもこの作品の味になっている。フジテレビ製作の作品なのに、東京から中野アナが現地まで追いかけ、ブームに加担しているシーンがあるのは凄い。だって観客から観ると、あそこは迷惑感がいっぱいのシーンだから。最後、松井うどんめがけて、大行列ができる絵は、まさに「フィールド・オブ・ドリームス」。ハリウッド基準の亀山プロデューサーらしい絵作りだった。本作が描いているのは「奇跡」なのだが、その感動感にいまひとつの感があり、星3つ。
うどんが好きになる映画 - うどんの魅力をあますところなく紹介されていますね。うどんばっか食べてる映画です。どうせならぷっすまみたいに草薙くん連れて行ってほしかった。
それなりに楽しめるイイ話が、ラストシーンで台無し - 地域格差や後継者不足などが問題になっている時勢において、このようにローカル色が前面に押し出されたヒューマニズム映画が大きく扱われるということは、社会的に意義のあることだと思います。豪華出演者や地元の方々の好演もあって、多少のツッコミどころはサラリと受け流しながら楽しんで観ることができましたが、最後のユースケのラストシーンで興ざめ。普通にNYでうどん屋やって話を締めた方が、はるかに清清しい。本来ならば☆4つぐらいの評価だけど、陳腐なラストシーンで減点。
気楽に楽しめました - 讃岐うどんの特集記事を担当することを通じて、仲間たちとの絆や、讃岐うどんという故郷の味の再評価、そして、挫折して夢を失った青年の心の再生を描いています。 フジテレビらしい軽いテイストを良くも悪くも感じました。例えば、女子アナが芸能人よろしく出演していたり、看板番組とコラボしていたり。まあ、それはしょうがないが、主人公が幼い頃に夢見ていたヒーロー「キャプテン・ウドン」は無理があると思います。アメコミっくなヒーローとうどんをミックスさせるオリジナルヒーローを自分で考え出して憧れる子供など架空のものとしても説得力が無いのではないか、と。 また、結末はどうも納得行きません。あそこまで頑張っておいて、主人公が結局…とは「今までの話はなんだったんだ」と思わせます。 しかし、きっちりと親子や友人との関係、ほのかな恋を表現しており、全体としては楽しめました。四国各所の風景も素晴らしいです。私自身が昨年父を亡くしており、涙腺が弱くなったせいもありますが、主人公と父親とのシーンに随分泣かせてもらいました。シナリオはお約束ですが、演技と音楽でやられました。 最後に、トータス松本の演技が素晴らしいです。彼の存在が映画をぐっと支えていたように思います。